お砂糖依存にご注意!

アバター画像
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター画像
詳しいプロフィールはこちら

「お菓子を食べないとイライラする」「毎日お菓子を食べる」「飲み物はジュースが多い」など甘いものをついつい食べてしまう方は、お砂糖依存症かもしれません。私の栄養相談にはお菓子依存症(お砂糖依存症)の方が多く来られます。特に心配なケースはご本人がお砂糖依存症になっていることが気付かない場合です。当然ですが、お砂糖に依存性があるとは思ってはいません。

では、お砂糖には何故依存性があるのでしょうか?ショ糖(いわゆるお砂糖)は構造的に消化・吸収が速くとっさのエネルギー補給には最適です。お砂糖を摂ると脳でドーパミンという物質が放出され、この物質は快楽をもたらします。簡単に言えばお砂糖を摂る=快楽となる報酬系回路が形成されてしまうのです。この回路を脳が覚えてしまうと、嫌なことを忘れるためお砂糖(お菓子など)を食べたくなるのです。依存症とは脳の回路の問題となり、本人の意思とは無関係となってしまい、なかなか自力では脱せなくなります。すなわち何気なくお砂糖を摂ってしまう習慣化を防ぐことが重要です。

ちなみにお菓子でのお砂糖のイメージはつきやすいですが、清涼飲料水(ジュース)でもお砂糖は含まれます。ショ糖と表記されているものやブドウ糖果糖と表記されているものはお砂糖と考えて下さい。

炭酸飲料(500ml)に含まれれるお砂糖は55g・ミルク紅茶は40g・オレンジジュースは40gです。飲み物だけに口当たりが良いため、「飲み物はジュースが多い」とならないようにしましょう!次回は依存症の予防として管理栄養士お勧めの方法を書いてみたいと思います。

 

 

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター画像
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© 佐藤剛 食事カウンセリングルーム , 2024 All Rights Reserved.