過食症時に良い食べ物

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今回は過食後の体をいたわる食べ物を紹介します。さて皆さんは過食をした後にどのような対応をしますか?

一般的には嘔吐や多量の下剤を使う事(代償行為)が多く、その後は「また過食をした」という後悔や罪悪感に襲われます。体にとって嘔吐や下剤使用は大きな負担がかかります。嘔吐の場合は胃酸が食道を荒らし胸やけを生じますし(ひどい場合は逆流性食道炎)、下剤使用は栄養吸収を妨げ体の電解質バランスを失う(低カリウム血症)など病気になり兼ねません。

では、過食した翌日にはどのような食べ物が良いかを栄養士視点で述べます。

まず、胸やけがある場合は、お粥・おじや・煮込みうどん・たまごサンド・湯豆腐・煮魚・スクランブルエッグ・温泉卵・ささみ肉のじぶ煮・ホワイトシチューなどがお勧めです。食道に刺激が少ないものや温かい料理にしましょう!適さない料理は、辛い料理や油料理、酸味の強いものです。特に口の中をスッキリさせたいために柑橘類や炭酸飲料は胃酸を分泌しやすくしますので止めましょう。

次に下剤使用翌日の場合は野菜スープ、温野菜、トマトシチュー、バナナ、キウイフルーツ、さつま芋の煮物などがお勧めです。下剤使用によって体内のカリウム減少を補うことが出来ます。特に野菜スープは野菜から抜け出したカリウムをスープごと食べるので効率良くカリウムを摂ることができます。逆に冷たい飲み物や生野菜は腸に負担をかけるため控えましょう。

過食症と上手く付き合って行くためには、過食そのものを抑え込むだけではなく、体へのいたわりも大切ですね。本来は楽しむ食事が自分を傷つけてしまうのは辛いものです。一歩一歩焦らずに自分ペースで進みましょう!

 

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