依存性と食べ物
外国の研究結果で、糖と脂肪には依存性があることが分かりました。糖と脂肪を摂ると脳内にはドーパミンという物質が放出され快感を高める作用があるようです。結果脳が糖と脂肪を摂ると気持ち良いと学習すると止められないとのこと。
私たちが日常生活生活でストレスを感じたり、疲れたりすると甘いものを欲するのも脳が要求してしまうため。その人が単に甘いもの好きだからの問題では無いようです。
以前に栄養相談を担当した若い女性は、食事はアイスクリームだけを食べており、アイスクリームがあれば生きていけると話していました。このような状態も甘いものの依存性を考えると納得できます。
さて、では依存性があるので仕方ないだけで終わらせて良いのでしょうか?決して良いわけはありません。楽しみで食べる甘いものはストレス解消に役立ちますが。長期的には微量栄養素不足や糖尿病などの病気なる原因になります。
では。管理栄養士はどのようにサポートすれば良いのでしょうか?
①甘いものの代替品を提案する。
②どのタイミングで食べるかを聞き、合った食べ物を提案する。
③甘いものを食べる状況(気分、場所、時間帯など)を意識づけをする。
例えば、夜遅くに帰宅し食後チョコレートを1枚食べてしまう。このような時の提案は、バナナを食べる・豆乳を1パック飲む・コンビニのスモークチキンを食べるなど。さらにはエネルギーを抑えたい時はバナナ、朝食・昼食が少ない場合はグリルチキン(タンパク質確保)など勧めております。
チョコレート1枚の成分
エネルギー 283kcal 炭水化物26.3g 脂質18.4g タンパク質3.8g
バナナ1本(100g)
エネルギー 86kcal 炭水化物23g 脂質0.2g タンパク質1.1g
豆乳1本(200ml)
エネルギー 111kcal 炭水化物4.8g 脂質7.2g タンパク質7.0g
グリルチキン(コンビニ)
エネルギー 112kcal 炭水化物7.0g 脂質1.4g タンパク質18.2g