過食症の食事療法(1)
過食症食事療法6か条
①過食を欲する強迫観念へパワー・場所を与えるな。
②アルコールは止めよう。
③食べ物の買い物は必要最低限とせよ。
④過食以外でのストレス発散方法を作ろう。
⑤過食しやすい環境を与えるな。
⑥昨日と明日の事は考えるな。今(現在)にだけ集中せよ。
過食には凄いパワーを持っています。
過食している時間はそのパワーに支配され、過食が終るころには力尽きてしまいます。また、今日も過食をしなくてはと強迫観念に圧し潰されてしまうことがあるかと思います。まずは、過食しやすい環境(場所、時間)を作らないようにしましょう。過食する時間は、外に出て散歩をしましょう。場所を変えるだけでも心のリセットができます。過食するルーティン行動を変えましょう。
アルコールは食欲増進の起爆剤です。
アルコールを飲んだ時は一時気持ちが良くリラックスしますが、冷めてくると自己嫌悪が襲ってきます。とくかく飲まないことが重要です。
食べ物の買い物は、必要最低限のものだけ
時間の余裕のある時は買い物に行かないようにしましょう。時間やお金に余裕があると必ず多くの食べ物を買ってしまいます。買い物に行く時には2000円だけ持っていくなど買えない状況作りも大切です。
ストレス発散のアイテムの多さが重要です
過食症の本来の原因はストレスにあります。そのストレス発散を過食だけにするのではなく、趣味を作りストレスの発散方法をどんどん作りましょう。運動や音楽を聴くなどたくさんの方法を持つことが何より大切となります。
変えることのできる現在に集中します。
過食症の方は、今現在よりも昨日の過食を後悔し、明日の過食を不安に思います。ですが、昨日と明日は変えることはできません。できないことに時間と自分を使うことはやめませんか。唯一変えることができる今に集中し行動を変えましょう。
人間関係が希薄した現代において、評価の対象となることが「見た目」となります。巷では痩せていることに評価が上がり、CM広告では常にモデルがきらきらして映し出されいます。見た目で評価する人を変えることはできませんが、その評価に沿って生きる価値を変えていくことはできます。今一度自分の価値観を考えるべきなのではないでしょうか。